・自分の金融資産を子供達に引き継いであげたい。
・その資金を上手に運用するための知識を教えたい
私達夫婦には3人の子供がいます。3人共に男の子で、3人共に20代で社会人です。
今の20代~30代の方は、子どもの頃から「失われた20年」と呼ばれる、バブル崩壊後の見通しの暗い不景気な時代を生きてきました。
親世代ほどの報酬や安定したキャリアは望めず、明るい未来のイメージも持てない。
AIに多くの仕事が代替されるという話もあれば、年金は雀の涙かのような話もあります。
私のリタイアメントプランでは子供達にある程度の資産を残すことも目指しています。
そんな私が考えた子供達への資産譲渡とお金の教育方法についてお話しします。
結論として
・社会人1年目に子供達自身で銀行口座、証券口座、NISA口座を作らせて(楽天銀行、楽天証券)NISAと特定口座の違いを説明。
・1年目には各自に100万円を渡し「楽天VTI」を買わせ、その後は毎年40万円(旧NAISA)を渡し積立NISAで「楽天VTI」を買う様に指示。
(当初は旧NISAの為、毎年40万円だったが、今の新NISAからは48万円)
・自分の手取りの2割は貯金に回し、そのお金が200万円(生活防衛資金)になったら、その後は、積立NISAにする。
・証券口座の残高状況はマメにチェックし、資産状況の増減を常に把握する。(金融資産のリスク許容度の熟成)
実は私が会社を辞めてリタイア生活に入って直ぐに子供達に自分達の金融資産の現状やどの様に金融資産を増やしてきたかを簡単に話しました。
早いうちに少しずつ譲渡して、譲渡したお金は自分達で運用することで金融資産に対する知識とリスク許容度を高めてほしいと思っています。
実は10年以上前に亡くなった祖母から子供達に渡す様に300万円預かっていて、まずはそれを渡すことに。
そこで今年、皆に楽天証券の口座を作らせて、積立NISAから始めさせることにしました。
各自に渡した100万円は全て楽天証券の口座に移させて、まずは積立NISAで楽天VTI(全米株式)を買って、日経平均やS&P500などを見ながら株価の動き方、世の中の情勢と、投資資産の上下を確認しながら、金融資産に対する勉強とリスク許容度を高めさせようとしています。
楽天証券の口座に入れた100万円から、40万円は積立NISA用に残して、残りは特定口座で同じ様に楽天VTIを買うようにさせました。
実は、3男は今年の4月に20才で、積立NISAは今年からは開始できませんでした。積立NISAは20才になった次の年からしか始められないみたいで、今回は80万円を特定口座で楽天VTIを買わせて、来年から積立NISAを始める様に準備させています。
積立NISAは毎年40万円の20年なので合計800万円になります。基本的には結婚して家を建てる時の頭金以外には使うなと今は話しています。
上の二人は既に社会人で、それぞれ頑張って積立貯金もしているので、積立貯金の半分以内で特定口座で楽天VTIを買うように勧めています。
また、積立NISAとは別にiDecoも同様に始めさせようとしています。3男は大学生なのでまだ始められませんが、長男は飲食関係で社会保険もないので最大6.8万円、次男は会社員で勤務先に企業年金が無いので最大2.3万円まで拠出できるので、二人共にまずは毎月2万円の年間24万円から始めさせようとしています。
今年は最初の100万円でiDeco分もできますし、来年以降は積立NISA の40万円とiDecoの24万円の合計64万円を各自に年初に贈与していこうと今は考えています。
子供達には、各自に毎年64万円を贈与できる内は贈与すると話しています。贈与税の非課税枠は一人毎年110万円までです。
そしてもし自分で楽天VTI以外の投資商品を買いたくなっても、まずは現金資産で「生活防衛資金」として年間支出の2年分を蓄えろと話しています。独身時代は年150万円として300万円、結婚したら年300万円で600万円は「生活防衛資金」として貯まってから、自分なりに考えて積立NISA、iDeco以外で投資をしてみる様に話しています。
とりあえず、当面は楽天VTIを買いながら、投資の勉強とリスク許容度の強化を進めるようすれば良いかと考えています。もちろん自分も楽天VTIを結構買っているので、楽天VTIの売買のタイミングは常に話し合いながら買い進めて行こうと考えています。
しばらくは上記の考え方で、子供達の様子と、自分の資産を確認しながら進めて行こうと思います。
毎年64万円×3人=192万円の生前贈与分は毎年の投資成果で賄えれば良いな~ なんて。。。
私は子供が3人います。
子ども達といっても、二人は成人を迎え社会人で、もう一人も現在大学生です。