みなさん「バビロンの大富豪の教え」という書籍を知っていますか?
「お金」を増やす為の基本原則が学べる書籍として、非常に有名な本です。
その本に書かれている、重要なポイントを私の意見を交えながら紹介します。
「お金」に愛される七つの知恵
バビロンの大富豪は貧しい人々にお金を与える代わりに、お金に愛される「七つの知恵」を授けました。この「七つの知恵」を守る事が大富豪への道です。
- 収入の十分の一を貯金せよ
- 欲望の優先順位をつけよ
- 貯えたお金に働かせて増やすこと
- 危険や天敵からお金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそ最大の資本とせよ
本の内容を抜粋しながら、順番にお話ししていきましょう。
収入の十分の一を貯金せよ
簡単なお話ですが、稼いだ「お金」の十分の一を貯金し続ければ、資産は確実に増え続けます。
単純な事ですが、「お金」が貯まらないと悩む人はこの単純な事ができません。
この本によると
- 収入の十分の一が貯金できるようになると
- 収入の十分の一を貯金しはじめても、それまでと同じように生活できるようになる
- 以前よりも「お金」がより簡単に手に入るようになる
- 「お金」がより簡単に寄り付くことになる
お金の神様が定めた法則…
貯金が趣味の私でしたが、なんとなくお金の神様はいるような気がします。
この教えには「お金」を生み出す法則も提言されています。
家族と自分の将来のために収入の十分の一以上を蓄える者の元には「お金」は自らをふくらませながら喜んでやってくる。
欲望の優先順位をつけよ
収入の十分の九で叶えられない欲望は諦めよ。
欲望は自分で気を付けない限り、必ず収入と等しくなるまで大きくなってしまうものなのです。
家族の欲望も含めてそれぞれの欲望を叶えるためには、自分で稼ぐ収入では足りなくなります。従って収入の全てをその欲望を満たすために使われてしまう。
人間は皆、叶えることのできない欲望を抱えているものです。どんなにお金があっても全ての欲望が叶うわけではないのです。
欲望を叶えたい、お金を使いたいと思うものをリストアップして、収入の十分の九の支出の中でまかなえるものを選んで欲望を叶えます。他のものは消してしまいましょう。叶えられない欲望を叶えられないままにしておく、それをくよくよ考えても仕方のない事です。
次にお金を使いたいと思う支出については予算を立てましょう。この予算は収入の九割での予算内ですませ、収入の十分の一の貯金は守ります。予算を組めば自分に必要な欲望はもちろん、日常の詰まらない欲望から守る事で自分が一番大事にしている欲望が何かはっきり見えてきます。
明確な喜ばしい欲望のために支出を管理することができます。
収入の九割以上は使わない事。一番大事な欲望を叶えられるよう支出のための予算を組むことです。
収入の何割を貯蓄に回すかを「貯蓄率」と言います。収入の一割の貯蓄は「貯蓄率」は10%です。
アーリーリタイアを考えている方は、貯蓄率=10%は最低限の貯蓄です。本当にアーリーリタイアを考えるならば、貯蓄率は30%以上を目指しましょう。
貯蓄率が高ければ、アーリーリタイアは実現します。
貯えたお金に働かせて増やすこと
この教えにはもう一つの提言があります。
「お金」は持っていることが「財産」ではなく、「お金」が「お金」の流れを生み出し、新しい「お金」が入ってくる「お金」の流れこそが「財産」です。
お金の流れこそが、お金に働かせて増やすことです。
「お金」が「お金の奴隷」の大群を生み出して、「お金」を稼いでくれる。
貯めた「お金」は最後の一銭にいたるまで働かせること。そうすれば仲間を増やして「お金」は途切れることなく「お金」の流れができて、流れ込んでくる。
「お金」をあなたの奴隷にしましょう。
この教えには「お金」を生み出す法則も提言されています。
「お金」に稼げる勤め先を見つけてやり、持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように賢明ならば、「お金」は懸命に働きだろう。
また、「お金」に稼がせるための方法も法則として提言されています。
「お金」の扱いに秀でた者の助言に耳をかたむける持ち主からは、「お金」が離れることはないだろう。
自分が信じる「お金」の扱いに秀でた者を見つける、見定めるのが肝心です。
現在の私のお金の師匠は「リベラルアーツ大学の両学長」です。
危険や天敵からお金を堅守せよ
まず第一の原則は元本を確保することです。元本までを失くす可能性があるときには、必ず付きまとう危険性について、よく調べておくことが必要です。
まずは「お金」を操り利益を生むことに経験を積み、知恵のある人に相談すること。
この教えにも法則が提言されています。
自分が理解していない商い、あるいは、「お金」の防衛に秀でた者が否定する商いに投資してしまう持ち主からは「お金」は離れていくだろう
もう一つ法則が提言されています。
非現実的な利益を出そうとしたり策略家の甘い誘惑の言葉に乗ったり、己の未熟な経験を盲信したりする者からは「お金」は逃げることになるだろう
2つの提言も重要な内容ですね。自分自身も勉強と経験を重ね、「お金」の師匠を見つけて、「お金」を奪っていく危険・天敵から「お金」を守りましょう。
より良きところに住め
家というのはただ住むだけのものではない。「庭で遊ぶ子供達」「奥様が育てた花、野菜」「一家団欒の家庭」住居は幸せな生活と密接に関わっており、そしてその幸せは貯金を増やすモチベーションとなる。また住居への支払いは心を豊かにする投資と言える。
この本では書かれていないが、「家」は前の教えにある欲望の最優先事項と考えて、収入の十分の一の貯えとは別に貯えて「家」という欲望を満たすべきだと思います。「アーリーリタイア」と「家」とどちらを優先事項とするのか?もちろん両方の欲望を叶えることも「有り」だと思います。
しっかり、計画を立てて目標を明確にしましょう。
もちろん「現金」で「家」を買える人は少ないと思いますが、「お金を借りる」にしても「お金を働かせる」と同様に、自分でしっかり勉強して、お金の賢者に相談して購入すべきである。
「家」は自分及び「家族」の「幸せ」に密接に関わってきますので、「家」を否定する気はありません。私も「家族」の「幸せ」を考えて実家を建て替えしました。
本当に「新築一軒家」がいいのか?「二世帯住宅」が必要か?
リタイア後(子供の自立後等)の生活も考えて、または、アーリーリタイアとのバランス等を家族で考えて、自分の資産状況に合わせ自分の「価値観」にあわせて検討しましょう。
今日から未来の生活に備えよ
「お金」を増やして知恵を会得したことで資金の余裕が大きくなっている人間は、自分や家族の生活のためにこうした将来の日々に備えるべきです。一生働き続けることは誰にもできませんし、人はいつ死ぬかもわかりません。投資に当たっては長期にわたって安全に続けることができ、予測すべき事態に現金化できる措置を講じておくべきです。
わたしはこれを「生活防衛資金」と呼んでいます。
もちろん「生活防衛資金」で全ての備えになるとは考えません。「自動車保険」「火災保険」「生命保険」等「生活防衛資金」で備えられない分は「保険」も必要と考えますが、「生活防衛資金」により、「疾病保険」「失業保険」は必要ないと考えますし、「生命保険」も資産状況によって必要最低限の「掛け捨て保険」で良いと考えています。
「年老いてから必要なお金」も重要も重要な日々の備えです。アーリーリタイアを目指しているのであれば、理解は深いと思いますが。。。
もちろん自分自身の「健康」も将来の日々に向けての備えです。
- 「健康」のためにジムに通う
- 「健康」のために食事に気を遣う
- 「健康」のためにタバコ、酒といった悪習慣をやめる
- 「健康」のために毎年人間ドックを受信する
色々将来の日々に向けて備えましょう。
自分こそ最大の資本とせよ
- 自らの能力を開発すること
- 仕事の技量を高めること
- 勉強して考えを深くすること
- 「自尊心を持って」行動すること
「自尊心を持って」とは
- 借金は能力の及ぶ限り、なるべく早く返すこと
- 支払い能力を超える買い物をしないこと
- 家族の面倒を見て、家族から慕われ、尊敬されるよう努めること
- 遺言書をきちんと作っておくこと。神に召されたとき、その遺産配分は、適切で、しかも各人の名誉を重んじる形でなされるようにしておくこと
- 親しい人には思いやりのある態度で接すること。運命の巡りが悪く、傷ついたり打ちのめされたりした人へ同情を寄せ、無理のない範囲で援助すること
そうすればおのずと望みを叶えるための自信がついてくる。
富を生む最大の資本は自分自身です。
「お金」と「幸せ」を生み出す五つの法則
文中で提言された5つの法則をまとめます。
家族と自分の将来のために収入の十分の一以上を蓄える者の元には「お金」は自らをふくらませながら、喜んでやってくるだろう
「お金」に稼げる勤め先を見つけてやり持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように賢明ならば「お金」は懸命に働くだろう
「お金」の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳をかたむける持ち主からは、「お金」が離れることはないだろう
自分が理解していない商い、あるいは、「お金」の防衛に秀でた者が否定する商いに投資してしまう持ち主からは「お金」は離れていくだろう
非現実的な利益を出そうとしたり策略家の甘い誘惑の言葉にのったり己の未熟な経験を盲信したりする者からは「お金」は逃げることになるだろう
まとめ
最後にもう一度まとめます。
- 収入の十分の一を貯金せよ
- 欲望の優先順位をつけよ
- 貯えたお金に働かせて増やすこと
- 危険や天敵からお金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそ最大の資本とせよ
これらの教えを守れば、「お金」に愛され、「幸せ」を生み出します。